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絵の具の特徴とファーストアートに用いる際の選び方

絵の具の特徴とファーストアートに用いる際の選び方

子供たちの芸術教育は、彼らの創造力と感性を育てる重要な要素です。この記事では、水彩絵の具、アクリル絵の具、アクリルガッシュ、油絵の具の4つの画材について、原料、表現力、取扱の注意点、適したシーンに焦点を当てて比較します。子供たちが安全に楽しみながら芸術の世界に触れられるよう、ママ・パパに役立つ情報を提供します。

 

1. 水彩絵の具

原料: 水彩絵の具は、顔料に水を混ぜて作られます。透明感があり、軽やかな表現が可能です。
表現への効果: 水彩画は、色の重ねがけで深みを出すことができ、繊細で柔らかな表現が魅力です。
取扱時の注意点: 幼児や子供が使用する際は、非毒性のものを選びましょう。また、水で簡単に洗い流せるため、掃除が容易です。
利用が適したシーン: 自然の風景や花、動物など、やわらかな印象の絵を描くのに最適です。

 

2. アクリル絵の具

原料: アクリル樹脂をベースとし、水溶性でありながら乾くと水に強い特徴があります。
表現への効果: 鮮やかな色彩と高いカバー力があり、力強い表現が可能です。
取扱時の注意点: 速乾性があるため、使い終わったらすぐに道具を洗うことが大切です。また、一度乾くと水では落ちにくいので注意が必要です。
利用が適したシーン: 色の重ねがけやテクスチャーを活かした作品作りに向いています。

 

3. アクリルガッシュ絵の具

原料: アクリル絵の具に似ていますが、不透明でマットな質感が特徴です。
表現への効果均一で滑らかな面が作れ、細部の描写に適しています。
取扱時の注意点: こちらも速乾性がありますが、水で薄めることができ、多様な表現が可能です。
利用が適したシーン: イラストレーションやポスター作りに最適です。

 

4. 油絵の具

原料: 油をベースにした絵の具で、濃厚で深みのある色合いが特徴です。
表現への効果: 乾燥に時間がかかるため、じっくりと色を重ねていくことができます。
取扱時の注意点: 揮発性の溶剤を使用するため、換気を良くすることが重要です。また、幼児や小さな子供にはあまり適していません。
利用が適したシーン: 深みのあるポートレートや風景画に向いています。

 

まとめ

ファーストアートでは幼児期に用いるということもあり、水彩絵の具や水性のアクリル絵の具、アクリルガッシュ絵の具を用いた方が良いでしょう。また、メーカーによっては子供用の水性絵の具を販売しているのでそのような専用の絵の具を用いた方が安心です。
注意点としては水性の絵の具は厚く塗ると水分が蒸発する過程でひび割れが生じやすくなります。この対策については別の記事にてご説明いたします。

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