忙しい共働き夫婦でもできる!日本の有名人に学ぶモンテッソーリ教育のコツ

モンテッソーリ教育のイメージ

こんにちは、楸(ひさぎ)です。 本日は育児をしていると絶対に耳にするであろう、モンテッソーリ教育について、モンテッソーリ教育で育った有名人の例も踏まえながら、どんな教育で、どんなメリットが子どもにあるのか。 忙しい共働きのママパパでもなにかモンテッソーリ教育の要素を取り入れられるのか、(とりいれられるとしたらどんなところか)をお伝えしたいと思います。

はじめに

近年、子どもの自立心と学習能力を育む教育方法として、モンテッソーリ教育が注目されています。この教育法は、子ども一人ひとりのペースに合わせて学び、自発的に探求することを奨励します。日本でも、多くの有名人がこの教育法を取り入れており、その効果が話題になっています。

日本の有名人とモンテッソーリ教育

日本では、著名な俳優、ミュージシャン、スポーツ選手など、多岐にわたる分野の有名人が、自身の子どもたちにモンテッソーリ教育を採用しています。これらの有名人は、子どもたちが自らの興味や好奇心を追求することで、自立心と創造力を育んでいくプロセスを支持しています。 子どもが自分自身で学ぶ力を育てることは、彼らの将来にとって非常に重要なことであり、多くの有名人もこれを認識しているのです。

モンテッソーリ教育とは?

モンテッソーリのお仕事のイメージ

モンテッソーリ教育は、イタリアの医師であり教育者であるマリア・モンテッソーリによって開発された教育方法です。この教育法の核心は、子ども自身が自分の学びの主体者であるという考え方にあります。モンテッソーリ教育では、子どもたちが自分の興味やペースに合わせて学ぶことを重視し、教育者はそのサポート役を務めます。

モンテッソーリ教育の基本原則と教育目標

モンテッソーリ教育の基本原則には、以下のようなものがあります。
子どもの自立心の育成:子どもたちに自己決定の機会を与え、自立心を養います。 敏感期の尊重:子どもの発達段階に応じた教育を提供し、個々の特性と能力を最大限に引き出します。 整備された環境:子どもが自発的に学べるように、整理され、シンプルで、安全な学習環境を用意します。
教育者の役割:教育者は指導者ではなく、子どもの学びをサポートし、必要なリソースを提供します。
教育目標としては、子どもたちが自分自身と周囲の世界について学び、創造的かつ自律的な思考者として成長することが挙げられます。また、社会的な相互作用や協力を通じて、人間関係を築く能力も重要な目標です。 それでは、モンテッソーリ教育で最も重視している「自立心」というところをもう少し掘り下げてみます。

子どもの自立心と学習能力の育成

モンテッソーリ教育は、子どもの自立心と学習能力を育成するために、以下の特徴を持っています。

選択の自由:子どもが自分で活動を選び、自分の興味に従って学ぶことを奨励します。

実践的な学習:具体的な教材を用いて、五感を通じた実践的な学習を促します。

個別化された指導:一人ひとりの子どものニーズとペースに合わせて学習を進めます。

自己修正の機会:子どもたちが自分の間違いを自ら発見し、修正することを学びます。

    日本の有名人とモンテッソーリ教育

    モンテッソーリ教育のイメージ

    モンテッソーリ教育の効果は、多くの日本の有名人によって実証されています。彼らの中には、この教育法を自身の子育てに取り入れたり、自らがモンテッソーリ教育を受けた経験を持つ人物もいます。ここでは、特に注目される二人の日本の有名人、藤井聡太棋士と平野美宇選手の事例を紹介します。

    藤井聡太棋士のモンテッソーリ教育

    藤井聡太棋士は、将棋界でその才能を若くして発揮した注目の棋士です。彼は愛知県瀬戸市の出身で、3歳からモンテッソーリ教育を取り入れている「雪の聖母幼稚園」に通いました。この幼稚園での経験は、藤井棋士の集中力や問題解決能力の基礎を形成したと考えられています。特に、創造的な活動に没頭することができる環境が、彼の将棋における戦略的な思考を育んだとされています。

     

    平野美宇選手とモンテッソーリ

    一方、卓球選手の平野美宇選手も、モンテッソーリ教育の恩恵を受けた一人です。彼女は山梨県の峡南幼稚園に通い、ここで受けたモンテッソーリ教育が、後の卓球キャリアに大きな影響を与えました。特に、集中力と器用さの向上は、スポーツにおける彼女の成功に不可欠な要素であったと言えます。また、自主性と自己決定の重要性を学んだことが、彼女の競技への姿勢にも反映されています。

     

    影響と体験談

    これらの有名人は、モンテッソーリ教育が子どもの潜在能力を引き出す手助けをすることを実証しています。この教育法により、彼らは自立心、集中力、そして創造性を養い、それが後のキャリアにおいて大きな強みとなりました。モンテッソーリ教育が提供する自由と構造のバランスは、子どもたちが自分自身の能力を最大限に活用することを可能にします。

     

    藤井聡太棋士や平野美宇選手のような実例は、モンテッソーリ教育の効果を具体的に示しています。彼らの経験は、この教育法がどのように子どもたちの能力を伸ばし、成功に導くかを物語っています。これらの事例は、多くの親たちにとって、子どもの教育方法を選択する際の重要な参考になるでしょう。

    共働き夫婦に適したモンテッソーリ教育のアプローチ

    モンテッソーリ教育の自作教材

    共働き夫婦にとって、時間は貴重なリソースです。しかし、忙しい日常の中でもモンテッソーリ教育の原則を取り入れ、子どもの自立心と学習能力を育成することは可能です。ここでは、実用的なヒントと簡単に実施できる活動やゲームの例を紹介します。

    実用的なヒント

    子どもの選択を尊重する:
    子どもが日常の小さな決定を自分で行う機会を提供します。「どっちの本を読む?」「今日はどっちの服を着る?」など、日常の中の本当に小さな決定でいいので選択させてみてください。また、大人もそうですが、選択肢が多いと決定に時間がかかったり、判断が難しくなりがちです。最初は2択からはじめることをおすすめいたします。

    日常生活を学習の機会に変える:
    家事や料理などの日常的な活動に子どもを巻き込み、それらを通じて学ぶ機会を作ります。家事では、たとえばぞうきんを水で洗って、絞って床を拭いてもらう場合。どのくらい服とどのくらい汚れるのか。という体験を身をもってできますし、ぞうきんを絞るという経験で手首をひねる運動へとつながります。
    料理では、どのくらいゆでるとお湯は沸騰するのか。沸騰の時どのような変化がみられるのか(最初は小さな泡が出てきて、やがて泡が大きくなり音がする等)、他にも食材に触ることで、そのものの肌触り、色、におい、いろんな感覚から刺激を受けることができます。

    整理整頓された環境を維持する:
    子どもが自分の物を自分で管理できるように、家を整理整頓します。といっても、毎日こまめに掃除をするのはなかなかな共働き夫婦には大変。そこで整理整頓のポイントだけをお伝えすると「遊び道具が取り出しやすい位置にある」「遊び道具が何があるかが子どもにわかるように配置されている」というだけで十分です。お子さんサイズの机やいす、棚があるとお子さんが作業に集中できます。

    短い時間でも質の高い相互作用を心掛ける:
    限られた時間の中でも、子どもとの対話や共有活動を大切にします。これは別記事でも何度かお話しさせていただいている通り、お子さんはやはりママパパが大好きです。普段保育園で頑張っている分、家では沢山甘えさせてあげたいですよね。とはいえ朝はバタバタ、帰ってきてからもご飯にお風呂にでバタバタ。。。なので、寝る前だけでも、お子さんと今日保育園であったことを話したり、ママパパがお仕事であったことなどを話してもいいですね。うちでは娘がいつもママパパの子どもの時のお話を聞きたがるので、子どもの時にどんなお友達がいたか、何をして遊んでいたかなどを話しています。

    それでは次に、家庭で簡単にできる簡単に実施できる活動やゲームをご紹介します。
    感覚的な遊び:
    米、豆、または小さな石を使った感触遊びを設け、感覚的な探求を促します。

    日常の家事を活用:
    食器洗い、洗濯物の整理、簡単な料理の手伝いなど、子どもが参加できる家事を用意します。

    自然との接触:
    庭の手入れや植物の水やりなど、自然と触れ合う活動に子どもを参加させます。

    アート活動:
    絵を描いたり、粘土で形を作るなど、創造的なアート活動を奨励します。

    パズルや組み立てゲーム:
    年齢に応じたパズルや組み立てゲームを提供し、問題解決スキルを育てます。

    共働き家庭では、時間の管理が鍵となりますが、上記のような簡単な活動を取り入れることで、子どもの自立心と学習能力を育成することができます。モンテッソーリ教育の精神は、子どもが自分で学び、自分で成長することを奨励します。これらのアプローチを取り入れることで、共働き夫婦でも子どものポテンシャルを最大限に引き出すことが可能です。

     

    日常生活でのモンテッソーリ教育の応用

    パズル

    モンテッソーリ教育の精神を家庭内で応用することは、子どもの自立心と学習能力を育む有効な手段です。日常生活の中で簡単に取り入れることができるモンテッソーリの方法を以下に示します。

    家庭内でのモンテッソーリ教育の具体的な応用方法

    子ども用の作業スペースの設置:
    子どもが自分でアクセスできる低い棚や小さなテーブルを用意し、そこを個人的な作業スペースとします。

    自己サービスの促進:
    子どもが自分で水を汲んだり、軽食を取ったりできるように、キッチンやダイニングエリアを整えます。

    日常的な家事への参加:
    食事の準備、洗濯、掃除などの家事に子どもを参加させ、実践的なスキルを身につけさせます。

    教育的なおもちゃの選択:
    知育玩具や実践的な学習ツールを用意し、子どもの探求心を促します。

    自然との接触の機会を増やす:
    庭いじりや植物の世話など、屋外での活動を通じて自然とのつながりを深めます。

    子どもの日常の遊びや学びの場面でモンテッソーリ教育を取り入れるコツ

    選択肢の提供:
    子どもに選択肢を提供し、自分で決定を下す機会を与えます。例えば、服装や遊び道具を選ばせることができます。

    遊びを通じた学習の促進:
    遊びを通じて数学的概念や言語スキルを学ぶ機会を提供します。例えば、ブロックやパズルを使って問題解決能力を養います。

    感覚的な経験の重視:
    触れたり、味わったり、聞いたりするなどの感覚的な経験を通じて学ぶ活動を取り入れます。

    自己表現の奨励:
    絵を描いたり、物語を作ったりすることで、子どもの創造性を育てます。

    反復と練習を促す:
    同じ活動を繰り返すことで、子どもがスキルを磨き、理解を深めることができます。

    これらの方法を通じて、子どもたちは日常生活の中で自然に学び、成長することができます。モンテッソーリ教育の基本原則を家庭内で実践することで、子どもは自立した学習者としての能力を高めることができます。

    モンテッソーリ教育のメリットと共働き家庭への適合性

    日常のイメージ

    共働き家庭において、子育てと仕事のバランスを取ることは一つの挑戦です。モンテッソーリ教育は、このような家庭環境においても特に有効な教育方法です。このセクションでは、モンテッソーリ教育が共働き夫婦とその子どもたちにもたらす利点と、子育てと仕事の両立のための提案を探ります。

    モンテッソーリ教育が共働き家庭にもたらす利点

    自立心の促進:
    モンテッソーリ教育は子どもの自立心を養います。これにより、子どもたちは日常生活の中で自分のことを自分で行う能力が高まります。

    自発的な学習の奨励:
    子どもたちは自らの興味に基づいて学習を進めます。これにより、親が常に学習活動を監督する必要が少なくなります。

    時間管理能力の向上:
    整理整頓された環境と一貫性のあるルーチンは、子どもたちに時間管理のスキルを教えます。

    社会的スキルの発達:
    自立した学習者としての育成は、子どもたちの社会的スキルと自己表現力を高めます。

    バランスの取れた子育てと仕事の両立のための提案

    ルーチンの確立:
    日々の生活に一貫性のあるルーチンを設けることで、子どもは安定感を得られ、親も時間を効率的に管理できます。

    子どもの自立をサポートする:
    子どもが自分のことを自分でできるような環境を整えることで、共働き夫婦は子育てと仕事の間でのストレスを減らすことができます。

    家庭内の共同作業を奨励する:
    家事や料理を家族全員での活動にすることで、共働き家庭でも質の高い家族時間を確保できます。

    教育的な活動を日常生活に組み込む:
    子どもの日常生活の中に自然に教育的な要素を取り入れることで、学習は楽しく効果的なものになります。

    モンテッソーリ教育は、共働き家庭において子どもの発達をサポートするだけでなく、忙しい両親が子育てと仕事をうまく両立させるのを助ける効果的な方法です。この教育法を取り入れることで、家庭内での学びが豊かになり、子どもたちの成長をより効果的にサポートできます。

    まとめ

    お料理のお手伝いイメージ

    いかがだったでしょうか。この記事では、モンテッソーリ教育はどんなものか。それを受けた代表的な日本人有名人のお話し、そしてご家庭でできるモンテッソーリ教育を取り入れた支援もご紹介させていただきました。

    いかにモンテッソーリ教育が共働き夫婦のご家庭と相性がいいかが伝わったのではないかと思います。

    共働き夫婦では、どうしてもお子さんと過ごす時間に限りができてしまいますが、その中でも是非いろんな体験を一緒にして、お子さんとの絆を深めてあげてくださいね。

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