子どものためのお絵かき(ペイント)活動のアイデア

子どものためのお絵かき(ペイント)活動のアイデア

こんにちは。楸(ひさぎ)です。

本日は子供の創作活動をより幅広くするために、様々なペイントアイデアをあげてみました。


子どもたちにとって、お絵描き(ペイント)は創造力を発揮し、想像の世界を広げる素晴らしい方法です。ぜひ参考になさってくださいね。


主なペイント方法のアイデア

ペイント中の様子

主なペイント方法としては、下記4つのお絵描きのやり方がありますね。

  • 手形アート:
    子どもの手のひらに絵の具を塗り、紙に押して形を作ります。この手形を使って、動物や花、木などを描くことができます。
  • スポンジペイント:
    スポンジを使って、様々な形を紙にスタンプします。色とりどりのスポンジを使うと、楽しい模様が作れます。
  • ブローアート:
    紙の上に水彩絵の具を数滴落とし、ストローで吹いて絵の具を広げます。これで抽象的なアートが作れます。
  • 指先アート(フィンガーペイント、フィンガーアート):
    指に絵の具をつけて、指の輪郭を利用して絵を描きます。例えば、指の跡を使って小さな動物や花を作ることができます。

ペイントに使う道具のアイデア

画材

次に、ペイントに使う道具のアイデアを書いていきます。普段決まった道具でしかお絵描きをしていない子どもたちは、アイテムが1つ加わるだけで、その広がった可能性にうれしくなり、目を輝かせて取り組むことでしょう。

  • ブラシ:
    さまざまなサイズと形のブラシ。
    ファンブラシ、ラウンドブラシ、フラットブラシなどです。
    ブラシの種類によって様々なテクスチャの作品が出来上がります。細かいラインから広いストロークまで、滑らかで均一なテクスチャが特徴です。
  • スポンジ:
    異なる形やサイズのスポンジがあると、より子どもが楽しく活動できます。
    海綿スポンジ、合成スポンジなど。
    スポンジの種類によって異なるパターンが作れ、不規則で多孔性のテクスチャの作品となります。
  • スタンプ:
    ハンドメイドのスタンプや市販のスタンプ。
    自然素材(葉、果物の断面など)で作ったスタンプもいいですね。スタンプの形や素材により、はっきりとした形やパターンが浮かび上がります。
  • ストロー:
    絵の具を吹き散らすのに使用します。絵の具を吹き散らすことで、繊細で分岐したラインや抽象的な形が生まれます。
  • パレットナイフ:
    絵の具を混ぜたり、キャンバス上で形を作ったりするのに使います。断面が厚く、質感のあるストロークが特徴。絵の具の層を重ねることで立体感が出ます。
  • 指:
    指で絵の具を塗ることで、ユニークなテクスチャを作成できます。直接指で絵の具を塗ることで、個人の指紋や自然な形が表れるのも楽しいですね。
  • 歯ブラシ:
    絵の具を歯ブラシにつけて、紙やキャンバスに散らします。細かい点や霧状の散布が可能で、微細なテクスチャが作れます。
  • テンプレートやマスキングテープ:
    形を作るためのテンプレートや、特定の部分を保護するためのマスキングテープ。鋭いエッジやきれいなラインが特徴です。マスキングテープを使うと、鮮明な境界線が描けます。
  • クレヨンやオイルパステル:
    ペイントに混ぜて使ったり、下描きに使ったりします。クレヨンは硬く、細かいテクスチャが特徴。オイルパステルは柔らかく、滑らかなテクスチャです。
  • スプレーボトル:
    水や薄めた絵の具をスプレーするのに使用します。均一ではなく、軽く霧状に散らばったテクスチャを作り出します。
  • チャコールや鉛筆:
    下描きや細かいディテールに使います。細かく繊細な線が特徴で、シャープで詳細なテクスチャを作成できるます。
  • スクラッチツール:
    乾いた絵の具の上から一部を削り取ってデザインを作ります。下の層を露出させることで、コントラストのあるテクスチャが生まれます。

子どもがペイントをする際の注意点って?

ペイントする子ども

これらの道具を使うときに、ママパパは下記の点に注意してあげる必要があります。

  • 非毒性の材料の使用:
    子どもが使用する絵の具やその他の材料は、非毒性で安全であることを確認してください。
  • 適切なサイズと形状の道具:
    子どもの小さな手に合ったサイズと形状のブラシやスポンジを選ぶことが重要です。
  • 監視と指導:
    特に小さな子どもの場合、誤って材料を口に入れたり、目に触れたりしないように注意し、適切な使い方を教えることが必要です。
  • 清潔な作業環境:
    絵の具や他の材料が服や家具に付着しないよう、作業スペースを適切にカバーし、汚れてもよい服を着せることが望ましいです。
  • 安全な道具の選択:
    鋭利なカドがある道具や、小さな部品がある道具は避け、子どもが安全に使えるものを選んでください。
  • アレルギー反応の確認:
    子どもが特定の材料に対してアレルギー反応を示さないか事前に確認することが重要です。
  • 使用後の清掃:
    使用後は道具を適切に洗浄し、整理整頓することで、次回の使用時に安全で清潔な状態を保ちます。

結構な数の注意点があり、親としては準備や片づけに労力がかかるのが問題ですね。。。



具体的な親の負担

親の負担イメージ

上記のようなことに気を付けて子どもに思う存分お絵描きをさせてあげるとなると、ママパパの負担はかなりのものとなります。

具体的には以下のような負担がかかってくるでしょう。

準備

  • 材料の選定:子どもに適した非毒性の材料を選ぶ時間。
  • 作業スペースの準備:床やテーブルをカバーする、汚れてもよい服を用意するなどの時間。

監督

  • 安全確保:子どもが材料を誤って口に入れたり、目に触れたりしないよう見守る。
  • 指導:道具の使い方、安全な扱い方、クリエイティブなアプローチを教える時間。

後片付け

  • 道具の洗浄:ブラシやパレットなどの洗浄と整理。
  • 作業スペースの清掃:絵の具やその他の材料がこぼれた場合の掃除。

その他の負担

  • 心配と注意:子どもが事故を起こさないように常に注意を払う必要がある。
  • 時間の管理:ペイントの活動にどれだけの時間を割くかを考え、他の家庭の義務や活動とのバランスをとる。

これらの負担は、子どもの年齢や性格、ペイント活動の複雑さによって異なります。小さい子どもや初めてペイントをする子どもはより多くの注意とガイダンスが必要です。一方、経験がある子どもや年長の子どもは、より自立して活動できる可能性があります。親はこれらの活動を楽しむことも大切にしながら、子どもの創造性を育むためのサポートを提供することが重要です。


子どもがペイントする際の親の負担を軽減するためには


子どもに自由に創作活動をさせてあげたい。でもそうするとママパパの準備や片づけの負担が増えるので、どうしても踏み出せない…そんなママパパは多いのではないでしょうか。

そこで、ママパパの負担を少しでも軽減するアイデアを並べてみます。

  • 事前の準備を徹底する:
    必要な材料を事前に用意し、使い捨てのカバーやエプロンを使って掃除の手間を減らします。毎回洗って乾かして・・・が大変なので、使い捨てでいいものは使い捨てにして気持ちを楽にしましょう!
  • 簡単に掃除できる場所で活動する:
    屋外やタイル、ビニールシートが敷かれた場所など、掃除が容易なスペースを活動場所に選ぶことも大事です。
    寒くないときはお風呂場でやっちゃう、なんていうのも1つの手ですね。
  • 子ども用の洗いやすい材料を使用:
    水性ペイントや洗いやすいクレヨンなど、掃除が簡単な材料を選ぶ。また、絵の具などは時間がたつと色素沈着して落としにくいものもあります。終わったらさっとすぐ洗うことがポイントになりますね。
  • 子どもの自立を促す:
    適切な指導の後、子どもが自分でペイントするように促し、自己管理能力を育てることが大事です。これは正直この活動だけではなく全部に言えることですが、子どもが自立してくれたら手間は何かと省けますよね。。。
  • 一緒にペイントを楽しむ:
    親も一緒にペイントに参加して、活動を共有することで負担を感じにくくなるという心理的な方法もあります。
  • ペイントセッションの時間を設定する:
    活動に明確な開始時間と終了時間を設け、時間管理を行うことで、ママパパでもコントロールしやすくする。
  • 使い捨ての道具を利用する:
    使い捨てのパレットやカップを使用し、後片付けの手間を減らす。
  • 定期的なクリーニングルーチンを設ける:
    毎回の活動後に道具をきちんと洗い、次回使用時にすぐに取り出せるようにする。
  • スペースを限定する:
    ペイント活動を一定の範囲内で行うようにすることで、散らかりを最小限に抑える。

これらのアイデアを取り入れることで、ペイント活動の楽しさはそのままに、親の負担を減らすことができます。子どもの創造性を育む活動は、楽しく有意義なものになるはずです。


まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はさまざまなペイントのアイデアと、それをさせてあげる際の親の準備や負担の軽減についてお話ししました。


どうしても家庭内で創作活動をするとなると、準備や後片付けなどの手間が発生するので、やるのがおっくうになってしまう気持ち、わかります。

使い捨てのものを利用したり、あらかじめビニールを引くなどして、なるべくママパパの精神的な負担も軽減できるといいですね。

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